旧型N-BOXノンターボ4WDを試乗、その性能は?(後編)
【後編】試乗目的でレンタカーを借りた旧型N-BOXノンターボ4WD、走り出してすぐに感じたのは、メーターの回りが緑色に光る「エコ状態になりにくい」でした。
7年間乗ってきたN-ONEノンターボ4WDと同じようにアクセル操作しても、メーター回りが白の状態が多く、燃費はイマイチかな~と感じました。
車が重いからでしょうか?
ターボだとどうなんでしょうね。
まずは町乗り。
乗り心地がN-ONEより良く、段差のショックもマイルドで、N-ONEより良い足回りなのかな?と感じました。
発進加速以外はエンジンも静かなもので、ゆったりと快適に流すことができました。
この辺は町乗り普段使いに特化したとも言えるN-BOXの本領発揮でしょうか。
ただブレーキが少し甘いかな。
これも車重の影響なのかもしれません。
次にバイパス。
仕事で毎日70~80キロ乗るエブリイNAマニュアル車でよく通る、きつめの坂を登りながら合流する場所で、エブリイのフル加速だと合流時に105キロには達しますが、このN-BOXではベタ踏みで合流時85キロでした。
う~んオートマ(CVT)だからかな…開け方の加減が悪いのかな…それにしても差が大きい、これもターボだとどうなんでしょう。
バイパス制限速度の70キロ巡航はなんのストレスもなく自然に快適に走行できました。
そして高速道路。
エブリイではいつも普通に100キロ巡航している登り区間を走ってみました。
合流加速はやはりイマイチでしたが、1度スピードにのってしまえば想像していたより静かで快適に走れました。
が、エンジン的にはけっこう厳しそうで、登りの100キロ巡航ではかなり頑張ってる感がありました。
これも5速マニュアルとCVTの違いからくるものかもしれませんが、90キロ巡航がちょうど良い感じでした。
ここはターボに期待です。
(番外編)
峠道を軽くアタック。
思ったよりロールせずに曲がっていきますが、少しペースを上げるとタイヤの鳴き始めが早く、曲がれなくなります。
連続するきつめの切り返しでは、当然ですが動きが鈍く、峠道での限界点はエブリイよりかなり低いものでした。
そこにCVTのレスポンスの悪さも加わり、一言で言ってしまえば
「これは遅い」
単純に速さだけでみると、エブリイで1分で走れる区間が、このN-BOXでは1分10秒はかかりそうな差を感じました。
(だから何?と普通はおもうでしょう、あくまで遊びということで)
こういう点は車体の特徴からくるものなので、僕の購入したターボ車も同じだと思いますが、ターボの立ち上がり加速には興味があります。
そんな感じで約150キロを乗り回したわけですが、どうしても毎日乗りなれたエブリイと走りを比べる感じになってしまい、エブリイの秀逸さが際立つという、今回の目的からかなり外れたものになってしまいました。
とは言っても様々なシチュエーションを走り、N-BOXノンターボ4WDの性能は充分にわかったので、僕のターボ4WDが納車されたら、また同じ道をまた試してみるつもりです。